「泣きのパトちゃん」対策



 
【「泣きのパトちゃん」対策について】



 泣きのパトちゃんは、七変化の声色で泣きます。
1 空腹の時    クーン、クーンと子犬のように
2 排便が近い時  ウーン、ウーン(ウーンコとは流石に泣きません?)
3 我慢も限界の時 グーン! グーン!ワォーン! ブーブー、バタバタ!!
4 会議等の場所で ウーーーーン、ウーーーーン、ウォーン!
5 バスの中で   ウーーン、グーーーンと連続で
6,7その他、いろいろ文字では表現できません。

 パトちゃんは、今まで3回吼えました。
 玄関に人相の悪いおっさんが訪問した時だけです。
 ウー、ワン! ウー、ワン!!
 これは番犬になるぞ!と、その時は叱りませんでした。(盲導犬としてはちょっとマズイかな? これは内緒ですよ)

 今回の課題として、表題の問題を解消するにはどのようなことをしたらよいのか
熟慮の上、以下のことを実行してみました。

「泣きのパトちゃん」とは?
1.福岡訓練所・共同合宿の時から泣きぐせがあった。
2.ウエイトが苦手のようである。
3.食事を与える時に我慢できずに泣く。
4.人前(会議当の場所)で、10分以上、じっとしていられない場合が多少
 身請けられる。
5.バスに乗車して、10分以上になると「泣き」が始まる。
 (* JRでは、特に泣きません。)

 以上の問題についての対策を自分なりに色々考えました。

 現在、最も効果的と思えること。

 我慢に耐えるように仕付けるには、食事を与える時が一番効果的と思います。

 共同合宿の訓練中は、食事を与える時は、1回ですぐに与えず、回数を変えて与えるように教わりました。
 しかし、これがワンパターンになってしまうと、あまり意味が無いことに築きました。
 要するにその日の態度が、ある程度自然にわかってきたので、少し前から食事を与える際、10秒、20秒、30秒と、「睨めっこ」をして我慢させてみました。
 最初のうちは、10秒で、我慢できずに体を動かして泣いていました。
 泣き状態が始まると、食事を与えるのを中止して、服従訓練をします。
 これを毎日続けてみました。

 最近は、30秒でもじっと静止して、「睨めっこ」に耐えることができるようになってからは、いろんな場面で、落ち着きが出てきたのを実感しています。

 この方法は誰から、教わったものでもありません。
 パトリックの生活の中からこれが最適な方法なのでは?と、思っています。


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