福岡盲導犬訓練センターへ



 
【来月から、福岡盲導犬訓練センターへ行くことになりました。】



 以前から、盲導犬訓練の申し込みをして、訓練待ちで、買い物とか仕事上で、知らない所へ行く以外は特に、白杖は弱視のため、あまり必要が無いと思っていました。
 しかし、視力が低下してからは、幾度か危険な場面に遭遇したことは何回もありました。
盲導犬を訓練後に貸与していただけるまでの辛抱と肝に銘じていました。

 今月の上旬に私のパソコン関係の仕事のことで、某、区役所の障害福祉課の元同僚のK氏といろいろ相談をしましたが、その話の中で、白状を持った方がいいと言われましたが、白杖を持つことに抵抗があったため、その場では聞き流していました。

 10日前に元市役所の将棋部の友人が、広島センター街の消費生活センターに勤務している事を前から知っていましたので、これまた私の仕事について相談することになりました。同じフロアに白杖を売っていることを知り、なるがままに白杖を購入しました。
 その時は、何故か白杖を持つことに抵抗感はありませんでした。
 早速、その場から使用しましたが、これが思ったより便利なのを感じました。
 路面電車に乗ったのですが、晴天の昼間で外がまぶしく、電車の中に入ってもしばらくは、車内が暗くて、椅子が空いているかどうか分からなかったので、吊革をもっていました。前に座っていらっしゃる叔母さんが席を立って、私にどうぞと、声をかけてくれましたが、私は、いつも立っているので、その時も「ああ、結構ですよ」と断りました。
 こんなことは初めてでしたが、私の右手にはしっかりと白杖を持っていることに気づきました。
 改めて、白杖の効果を認識したものでした。

 盲導犬の訓練までは、まだまだ先だろうと思っていましたので、これで私のパートナーの存在感、つまり、白杖による安心を得ることができたと思っていた9月19日に、福岡盲導犬訓練センターから電話があり、来月から訓練との知らせにはびっくりしました。

 そんな訳で、白杖の安心を得ることができましたが、今度は盲導犬の訓練がありますので、その準備に追われている毎日です。


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