ユニゾンの放浪記


 【ユニゾンの放浪記】



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ユニゾンの写真

★ ユニの放浪、第一回目は、3歳の時、6〜7年前でした。
 これは、目撃者の話では、誰かについて行っていたとのこと。
 また、うっかり門を閉め忘れた私の責任なので、放浪だったのかどうかは分かりませ
んが、家の中ではチェーンカラーをはずしていた為、手がかりがなくて大変でした。

 結局、かなり遠くの犬好きのお方が、ひょっとして盲導犬と関係があるかもしれない
と思ってセンターへ連絡してくださって、無事に戻ってまいりました。
 四日目でした。
 それまで、車を少しも恐がらず、道の中央を歩きたがって困らせたものですが、それ以来、道の端を歩くようになり、きっと危ない経験をしたことが偲ばれます。

 それからしばらくはこういう事もなかったのですが、2001年の3月以来、ちょくちょく、放浪が始まりました。
 場所は家から3〜4キロ離れた天神等ですので、距離的に後ろを振り返らずにどんどん前に進んでいたのかと思われます。
 原因は、フェンスのボロさ。
 10年前、パピーウォーカーを引き受けるに当たって、さしずめ1年もてばいいという考えで、私の力で組み立てられるフェンスを買ってきたのです。
 4メートル×6メートル、ブロックの上に柱をさして、それを柵でつないでボルトでとめる。素人が作ったものが、よく10年ももったものです。

 いずれも、幸運にも、犬好きの親切な方が保護して連絡、あるいはわざわざ連れて来
て下さって、助かってきました。でも、もし交通事故や、悪意の人に連れて行かれる
ことを考えたら、ぞっとします。
 いなくなったことが分かってからは、何も手につかないくらい辛いものです。
 すぐにチラシを張りに行くのですが、その間にも誰かが連絡をしてくださっているのではないかと、気が気ではありません。帰って、電話に何も残っていないと、がっか
りして、又チラシを張りに行く、の繰り返し。ホントに、辛い時間でした。

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ユニゾンの写真

「ちらしの内容について」


 上に大きく、「探しています」
 次にユニの写真、そして、特徴、いなくなった時間、場所、連絡の電話番号。
 昔は、一枚一枚手書きで、写真を貼り付けて大変でしたが、今では、パソコンがあっ
という間に作ってくれるので、大助かりです。それをビニールの袋に入れて、電信柱にガムテープで貼り付けていく。
 昔は、そういう事は違反だと思っていたのですが、命に換えられるものはありませんからね。




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